2011年1月19日(水)18:30開場 19:00開演 ★ 会場:SHIBUYA-AX

さよならヤマハ渋谷店コンサート
44年の歴史に感謝を込めて、ミュージシャンが自らコンサートを企画。

 1966年11月12日、渋谷区道玄坂2-10-7に、ひときわ大きな楽器店「ヤマハ渋谷店」がオープンしました。ヤマハ直営の楽器店としての側面だけではなく、音楽教室/ライブ・ハウス/R&D等も併設し、音楽の情報発信/交流の場として、プロ・アマ問わず、多くの音楽家から愛されて続けて来た場所でもありました。

 そのヤマハ渋谷店が、2010年12月26日を持って44年の歴史に幕を降ろすことになる、と言うニュースを知った数多くの人たちの中の1人、ミュージシャンの松武 秀樹がTwitter上で「渋谷店にお世話になったミュージシャンのみんな、渋谷店へのお礼にコンサートをやろう!」という掛け声のもと、まずはTwitterを通じてミュージシャンの向谷 実、倉田 信雄、ホッピー 神山、山川 恵津子らが参加を表明。そこからさらに声かけが広がり、日本の音楽シーンを司ってきた重鎮達が集結、出演ミュージシャンは総数40名以上となる「さよならヤマハ渋谷店コンサート」が企画されました。

 このコンサートでは、普段はあまり観る事が出来ないミュージシャンの組み合わせによるユニットでのアンサンブル、歴代のシンセサイザーとキーボーディストが総動員で演ずるセクション、このコンサートの為だけに、松井 五郎・作詞、山川 恵津子・作曲で特別に書き下ろされる曲など、今までの日本国内音楽シーンの中においても他に例を見ない・・・まさにヤマハ渋谷店44年の歴史、それとリンクし、リスペクトする幅広い楽曲の数々が繰り広げられるコンサートです。

 ヤマハ渋谷店閉鎖に手向けたこの動きに際して、ヤマハ関連からのご厚意も受けられリンクされた状況になり、ヤマハ銀座スタジオから2日間のリハーサルに向けたスケジュール調整、ヤマハミュージック東京 ART渋谷からYAMAHA CF ⅢS コンサート・グランド・ピアノなどの貸し出し手配、株式会社エピキュラスの音響グループからSRチーム構成など、まるで、何十年もかけて拡散していった多くの才能が、各々握りしめたパズルの欠片を渋谷に持ち帰って、ひとつの大きな絵に仕上げるかのようなヤマハ連携で、このコンサートに向かっています。

 さらに、ミュージック・トラック社のご協力で、ヤマハが1983年に発表した名器DX-7を軸とした、歴代のシンセサイザー群が用意され、往年のシンセサイザー・サウンドがSHIBUYA-AXに轟き、デジタル・シンセサイザーの原点から見つめてきた渋谷店に相応しい、そんなコンサートにもなっています。

 この、決して再演は行われない、最初で最後の、ヤマハ渋谷店と共に歩んできたミュージシャン達の決起による「さよならヤマハ渋谷店コンサート」・・・多くの人たちの記憶の中に、渋谷店の記憶と共に残るようなコンサートに、ぜひ足を運んでいただき、その目と耳で、渋谷店の歴史を私たちと一緒に思い返し、未来へ繋げましょう。

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